- 悪い姿勢をすぐにどうにかしたい
- 腰痛がひどくて長く座れない
- 長時間座ると疲れて仕事に集中できない
今回はデスクワーカー向けにあるものを使って一瞬で姿勢を改善する方法を解説します。
これは実際に僕も行っていることで、やる気に関係なく誰でも簡単に行えます。今までいろんな人におすすめした効果的な方法なのでぜひ試してみてください。
物を使って環境を変化させることは良いことで、自分の意思とは関係なく良い環境に身体がついていくので、これまで姿勢についてあまり考えたことがない人などにおすすめです。
姿勢が悪くなる大きな要因は○○にあった
姿勢が崩れて猫背などの悪い姿勢になるには必ず原因があります。
- 荷物が崩れるのは土台が安定していないから
- 座り姿勢の土台は骨盤
- 骨盤が不安定なのは構造のせい
- 正しい位置に必要なのはこれ
荷物が崩れるのは”土台”が安定していないから
引っ越し屋さんなどの段ボールをイメージするとわかりやすいです。
積まれた段ボールは、一番下の箱が安定しているおかげで上の荷物は崩れません。
逆に、土台である下の段ボールが壊れやすいと、どんどん崩れてくるのが予想できます。
座り姿勢の土台は骨盤!
では、座り姿勢においての土台とはどこでしょう。
それは座面と接触している骨盤です。
この骨盤が安定していることで、その上にある上半身や頭が安定して保たれます。
- 頭
- 上半身
- 腕
体重の約60~70%を占めています。
特に頭は重く、ボーリングの玉と同じぐらいだといわれています。
骨盤は構造上では不安定
骨盤はあらゆる機能を補うために複雑な形をしています。
重要な骨盤の座面部分は接地面が少なく、かつ後方が丸くなっているため、後ろに倒れやすい構造をしています。
骨盤が後ろに倒れる→重心が後ろに移動する→それを補うため頭や肩が前に移動する
このように猫背などの悪い姿勢は簡単に出来上がるのです。
かい
関節の動きが他の部位に影響するのは体の特徴のひとつだね
骨盤が後ろに倒れると腰痛の原因に
骨盤が丸まり上半身が前に出ると、背中の筋肉が常に緊張した状態になります。
筋肉が緊張し続けると
- 血流の低下により疼痛物質の貯留による腰痛
- 神経圧迫によるしびれ
- 骨の変形
などが起こります。
正しい位置に必要なのはこれ
骨盤の正しい位置でキープするためにはこれらのことが必要です。
- 骨盤を前から引っ張りキープする
- 後ろに倒れないように支える
- 上半身重心を後ろに下げる
基本は股関節や体幹の筋肉を上手に使い、重心をコントロールしながら骨盤を立ててキープします。
しかし、そのためには正しい筋肉を適切なタイミングで使用し続けることが重要になってきます。
- 腸腰筋で骨盤前傾方向に引っ張る
- 殿筋群を使用し股関節の位置をキープする
- 腹横筋などで腹圧を高める
- 僧帽筋や広背筋などで上半身の重心位置を安定させる
改善するために必要なのはこれだけ!
ほとんど意識せず一瞬で骨盤の位置をキープするためには環境を変える必要があります。
そこで使うのがどの家庭にもタオルです。
悩んでいる人
こんなタオルで姿勢は変わるの?
このタオルを上手に使い、安定した座り環境を作るための方法を紹介します。
置く位置を決める
まず丸めたタオルを置く位置は座面の後ろ側のみです。
座る位置を決め、お尻の後ろ半分になるところにタオルを置きます
座る位置を決める
置いたらタオルの部分にお尻の後ろ半分が来るように座ります。
この時タオルがきれいに丸まっていないと左右に倒れたり接触部に不快感を感じたりするので、適宜調節してください。
効果を実感する
タオルを使った方法は瞬時に効果を確認することができます。
骨盤が立ったことで上半身の下の方の重心が前方に移動し、それに伴い頭や胸の部分の重心が上後方に移動する感覚が得られると思います。
これが骨盤と上半身の正しい位置です。
今後やるべきこと
実際に行って効果を実感したら、今後やっていただきたいことがあるので紹介します。
それはタオルを使わないで座る意識をすることです。
悩んでいる人
え?せっかく良い姿勢になったのに使わないの?
- 外ではなかなか使えないから
- 椅子の素材によっては使えないから
- 股関節周囲の筋肉が衰える可能性があるから
①外ではなかなか使えない
カフェやレンタルルームで仕事をする場合、自分でタオルを持って使用することは可能です。
しかし、大事な会議中に座面にタオルを敷いたりするには抵抗があったり、そもそも毎回タオルを持ち歩くのが大変だったりします。
自宅や親しい人の前では良いですが、初対面の人の前いきなりタオルを敷きだすと相手の印象にも影響する可能性があるでしょう。
②椅子の素材によっては使えないから
このタオルは座面が硬く安定している椅子にのみ使用できます。
座面が柔らかいと反発する力が弱くなり、座ったときにタオルと一緒に沈んでしまう可能性があります。
これではなかなか効果が発揮できません。
③筋肉が衰えるから
タオルを使って正しい位置を覚えることはとても重要です。
しかし、頼ってばかりいると本来使うはずの筋肉をあまり使わなくなります。
特に股関節周りは、以下の筋肉が重要です。
- 腸腰筋:股関節を曲げる筋肉
- 大殿筋:股関節を伸ばす筋肉
股関節周りの筋肉も意識しつつ使ったり、タオルを入れたり抜いたりして骨盤の位置をキープする練習をしたりするのも良いと思います!
今すぐ実践して!
この方法でやったことがない人は今すぐにでも試してほしいです。
姿勢を改善するためには
- 正しい位置を知る
- 改善の方法を知る
- 改善した姿勢を維持する
これらが重要になります。
その中でもこの方法は、「正しい位置を知る」ためにとても効果的です。
今の姿勢に不満があり何からやればよいかわからない人は、ぜひ試してみてください!