- ストレートネックって何?
- ストレートネックだとどういう影響があるの?
- 自分の首を直したいけどやり方がわからない。
最近、首や肩のこりに悩む人が増えています。
原因のひとつとして注目されているのが「ストレートネック」です。
特にスマートフォンやパソコンを長時間使用する現代では、誰もがなり得る現代病とも言われています。
このブログでは、ストレートネックの原因や症状を解説し、日常で簡単にできる改善エクササイズをご紹介します。
ぜひ参考にして、首や肩の不調を改善するきっかけにしてください。
ストレートネックとは?

現代社会ではスマートフォンやパソコンの普及によって、ストレートネックに悩む人が増えています。
ストレートネックは本来前方に緩やかなカーブを描いている頸椎(けいつい)がまっすぐになってしまった状態のことを指します。

この状態では首や肩にかかる負担が大きくなり、さまざまな不調を引き起こす原因となります。
一般的な猫背といわれる姿勢の人のほとんどはこの首になっている可能性があります。
ストレートネックの原因
ストレートネックの主な原因は以下のような姿勢や生活習慣です。
- 長時間のスマートフォン使用: 首を前に突き出した姿勢が習慣化することで、頸椎が正常なカーブを失う。
- パソコン作業: デスクワークで頭が前方に出た姿勢を続けることが原因。
- 姿勢の悪さ: 背中が丸まる猫背の姿勢や椅子に浅く座る姿勢も影響する。
- 筋力低下: 首回りや背中の筋肉が弱くなることで、正しい姿勢を維持できなくなる。
デジタル化が進み、昔に比べストレートネックになる人は増えてきています。
特に筋力が低下していると、意識して姿勢を正そうとしても疲れて戻ってしまうのです。
ストレートネックの症状
ストレートネックが進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 首や肩のこり、痛み
- 頭痛
- めまい
- 手や腕のしびれ
- 疲れが取れにくい
早めに対策することで、これらの不調を軽減し、日常生活の質を向上させることができます。
首の周りは重要な神経がたくさんあるため、しびれや痛みを伴う「頸椎ヘルニア」になる可能性もあります。
さらに年齢を重ねると靭帯などが繊維化し、正しい位置に修正しづらくなるのです。
ストレートネックの改善エクササイズ

以下のエクササイズは、自宅やオフィスで簡単にできるものです。
毎日の習慣に取り入れて、頸椎の健康を守りましょう。
1. あご引きエクササイズ(チンタック)

効果: 首の正しい位置を取り戻し、頸椎のカーブを改善します。
- 壁に背中をつけて立ち、かかと、背中、後頭部が壁に触れるようにする。
- あごを軽く引き、後頭部を壁に押し付けるようにする。
- その状態を5秒キープし、ゆっくり戻す。
- 10回繰り返す。
2. 肩甲骨寄せエクササイズ

効果: 猫背の改善と肩周りの筋肉強化に役立ちます。
- 椅子に座り、背筋を伸ばす。
- 肩甲骨を寄せるように両肩を後ろに引く。
- その姿勢を5秒キープする。
- 10回繰り返す。
3. 首ストレッチ

効果: 首周りの筋肉をほぐし、血行を促進します。
- 椅子に座り、背筋を伸ばす。
- 右手で頭を左側にゆっくり引っ張り、首筋を伸ばす。
- 15秒キープしたら反対側も同様に行う。
- 各側2セット行う。
4. 胸開きストレッチ

効果: 胸の筋肉をほぐして姿勢を整えます。
- 両手を背中側で組む。
- 肩甲骨を寄せるようにしながら胸を開く。
- その姿勢を15秒キープする。
- 3セット繰り返する。
5. キャット&カウエクササイズ


効果: 背骨全体の柔軟性を高め、姿勢を整えます。
- 四つん這いの姿勢になる。
- 息を吐きながら背中を丸め、頭を下げる(キャットポーズ)。
- 息を吸いながら背中を反らせ、頭を持ち上げる(カウポーズ)。
- ゆっくりと10回繰り返す。
ストレートネックの予防ポイント
エクササイズだけでなく、日常生活でも以下のポイントを意識しましょう。
- 正しい姿勢を保つ: デスクワーク時は椅子に深く座り、背筋を伸ばします。
- パソコンの高さを調整: 画面の上端が目の高さにくるようにします。
- スマートフォンの持ち方: 目の高さで持ち、首を前に突き出さないようにします。
- こまめな休憩: 30分〜1時間ごとに立ち上がり、軽いストレッチを行いましょう。
まとめ
ストレートネックは現代病とも言える症状ですが、日々の姿勢改善と簡単なエクササイズで予防・改善が可能です。
今回紹介したエクササイズをぜひ毎日のルーティンに取り入れて、首や肩の不調を軽減しましょう。
正しい姿勢を保つことで、心身ともに快適な生活を手に入れる第一歩です!