
悩んでいる人
猫背とぽっこりお腹、関係あるの?
いくら腹筋を頑張ってもお腹がへこまない…そんな悩み、ありませんか?
実はそれ「姿勢の悪さ」が原因かもしれません。
この記事では、猫背がぽっこりお腹を引き起こすメカニズムを解説します。
猫背とぽっこりお腹の関係

猫背になるとぽっこりお腹になってしまうのは以下の原因があります。
- 猫背で骨盤が後傾する
- 腹筋が弱くなる
- 呼吸が浅くなり代謝低下
① 猫背で骨盤が後傾 → 下腹が前に出る
猫背の人は、背中が丸まりやすく、それに伴って骨盤も「後傾(こうけい)」しやすくなります。
骨盤が後ろに倒れると、腰が丸まり、自然と下腹が前に突き出たような姿勢に見えるのです。
本来、骨盤は少し前に傾いているのが理想的な状態。

この前傾の角度があることで、お腹の筋肉が適度に使われ、内臓も正しい位置で支えられています。
ところが、猫背によって骨盤が後傾すると腹筋が緩み、お腹の筋肉がサポートできなくなってしまうと、内臓が前に押し出されぽっこりお腹の原因になるのです。
② 腹筋が弱くなる → 内臓を支えられない
猫背が続くと、腹筋(特に腹直筋や腹横筋)がうまく使えなくなります。
それは、正しい姿勢をキープするときに必要な筋肉がサボってしまうからです。
人間の体は「使わない筋肉は衰える」ようにできています。
猫背で腹筋が働かない時間が増えると、どんどん筋力が落ちてしまい、内臓を支える力も低下します。

その結果、内臓の位置が下がり、ぽっこりお腹が目立つようになります。
また、腹筋が弱くなると、姿勢を支える役割を果たせなくなり、さらに猫背が悪化するという悪循環に陥ります。
猫背とぽっこりお腹は、お互いに悪影響を与え合っている状態なのです。
筋肉が落ちたら猫背になるし、猫背になったら筋肉も落ちる
③ 呼吸が浅くなる → 代謝低下で太りやすい
猫背になるとこのような現象がおこります。
- 背中が丸まり、胸が圧迫される
- 肺が十分に膨らみにくくなり、呼吸が浅くなる。
- 呼吸が浅くなると、体に取り込める酸素の量が減少し、代謝が低下する。
これらが太りやすい体質につながってしまいます。
また、呼吸が浅くなると交感神経が優位になり、リラックスしにくくなり、その結果ストレスが溜まりやすくなります。
ストレスによる暴飲暴食や脂肪の蓄積を引き起こすこともあります。
猫背改善エクササイズ

理学療法士がおすすめする猫背改善エクササイズを紹介します!
エクササイズ1

- 椅子やポールに胸の後ろの骨を付ける
- お腹に軽く力を入れつつ、胸を反る
- ゆっくり行うことで丸まった背中を伸ばすことができる
- 10回3セット
エクササイズ2

- 顎を引いた状態でうつ伏せになる
- 親指を上にした状態で手をバンザイする
- 床から離し、背中の筋肉を刺激する
- 15回3セット
エクササイズ3

- 壁に立ち、後頭部にゴムバンドを引っかける
- 顎を引き、頭が壁から離れないようにゴムバンドを引く
- 30回×3セット
※ゴムバンドは100均で買えるよ!強すぎないものを選んでね。
まとめ
猫背が続くと、ぽっこりお腹になりやすくなります。
姿勢を改善し、背筋を伸ばすことで、ぽっこりお腹の解消や代謝アップが期待できます。
エクサイズは初心者でもできる簡単なものなので、ぜひ今日から実践してみてください!
ではまたっ!