SNSで話題の「もっちゅりん」や、コンビニに寄ると思わず買ってしまうセブンイレブンのスムージーなど、現代は本当に美味しくて手軽な食べ物で溢れていますよね。
これだけ魅力的なスイーツやスナックが身近にあり、しかも年々クオリティが上がっている状況では、ついつい手が伸びて太ってしまうのも無理はありません。
しかし、トレーナーとして皆さんに知っておいてほしい厳しい現実があります。
それは、「間食は、普段のご飯やおかずの食べ過ぎよりも圧倒的に太りやすい」ということです。
お米やお肉などの食事は、体を動かすエネルギーになり、筋肉や細胞を作る材料になります。
一方で、市販のお菓子の多くは糖質と脂質の塊であり、栄養素が少ないのにカロリーだけが高い「エンプティカロリー」と呼ばれるものです。
これらはダイレクトに体脂肪として蓄積されやすくなります。
悩んでいる人
お菓子のカロリーが高いことくらい分かっているけど…どうしてもやめられないんだよな〜…
ダイエットを成功させるためには、「間食を自分の思い通りにコントロールする力」が不可欠です。
逆に言えば、間食さえ制することができれば、辛い食事制限をしなくても体型は変えられます。
今回は、間食がやめられない本当の原因と、我慢せずに「食べて痩せる」ための具体的なコントロール法をご紹介します。

間食は、実は「脳」や「体」の仕組みと深く関わっています!これが分かれば間食をやめられるかも!
なぜ間食してしまうのか?意志の弱さではない4つの原因

「食べてはいけないと頭では分かっているのに、なぜか食べてしまう……」 ダイエット中の多くの方がこの自己嫌悪に陥ります。
でも、原因はあなたの意志が弱いからではありません!
人間の体の仕組みと脳の構造上、どうしても食べたくなってしまう理由が4つあります。
1. 純粋にお腹が空いている(栄養不足と血糖値の乱れ)
一番多いのが、単純に3食の食事量が足りていないケースです。
「痩せたいから」と主食のご飯を極端に減らしたり、サラダだけで済ませたりしていませんか?
・体に必要なエネルギーやタンパク質が不足する
→脳が「手っ取り早くエネルギーになる甘いものを食べろ!」という指令を出す
・食事の栄養バランスが崩れていると食後の血糖値が急激に上下する
→その反動で強い空腹感を感じてしまう
これは生理的な欲求なので、気合で我慢するのは不可能です。
2. 「甘いもの」が脳の習慣(依存)になっている
強い甘みを感じると、脳ではこのようなことが起こります↓
①砂糖や強い甘みを感じる
②脳の報酬系という部分が刺激される
③「ドーパミン」という幸福ホルモンが大量に分泌される
④ドーパミンがなくなると、脳はあの快感を忘れられず、新たに甘いものを強烈に求めてしまう…
甘いものを食べると、この沼に陥ってしまいます。
これは単なる好き嫌いではありません。
脳が「お菓子を食べる=手軽に幸せになれる」と覚えた結果、「習慣」や「軽い依存」の状態になってしまいます。

理学療法士
にーや
「お菓子を食べるだけで簡単に幸せになれる」と脳が覚えてしまうと、なかなかそのループから抜け出せなくなります。
3. 見る・嗅ぐで刺激される「認知性食欲」
SNSを開けば流行りのスイーツ…
テレビをつければグルメ番組…
街を歩けば美味しそうな匂いが漂う……
現代人は常に食べ物の情報に囲まれています。
お腹は全く空いていなかったはずなのに、美味しそうなものを見たり匂いを嗅いだりした瞬間、過去の「美味しかった記憶」が引き出されて猛烈に食べたくなる。
これを認知性食欲と呼びます。
脳が視覚や嗅覚からハッキングされて生み出された「偽物の食欲」に、私たちは日々振り回されているのです。

SNSで流れてきた動画を見て「このお菓子を食べたい」と思うことはあるあるですよね…
4. ズバリ「暇」だから
実は、暇な時間や手持ち無沙汰な時間が多い人ほど、頭の中が「食」のことでいっぱいになりがちです。
人間の脳は空白の時間を埋めるために刺激を求める性質があります。
仕事で忙殺されている時や、大好きな趣味に没頭している時は「食べたい」という感情が生まれる前に時間が過ぎていきますよね。
しかし、ソファでだらだらとテレビを見ている時などは、手軽な刺激として「食べる」という行為に走ってしまいやすくなります。
トレーナー直伝!間食をコントロールして痩せる3つの解決法

原因が明確になっても、具体的な対策を知らなければ間食のループからは抜け出せません。
ここからは、私のダイエットプログラムに参加している生徒さんたちも実際に取り組み、確実に結果を出してきた「間食コントロール法」を3つご紹介します。
① 本当に好きなものを「とことん」食べる日を作る
間食がやめられない人の多くは、「太るから……」と中途半端な妥協をしています。
本当に食べたい大好きなケーキを我慢する。
ケーキよりカロリーが低そうなクッキーや個包装のチョコを「ちょこちょこ食い」している。
思い当たる節はありませんか?
カロリーの高そうなケーキを食べるよりはマシだと思って、チョコはよく食べちゃっているかも…
実は、毎日罪悪感を抱えながらチョコを間食するくらいなら、「週に1回、大好きなケーキを最高の気分で食べる」方が圧倒的に早く痩せます。
どうでもいい小さな間食を無意識に続けるのは、チリツモで確実に太る原因になります。
「日曜日はあのカフェで一番好きなケーキを食べる!」と決めて(いわゆるチートデーのような考え方)、そのために平日の無駄な間食を控える。
このメリハリをつけることで、脳の満足感も高まり、結果的に摂取カロリーも抑えられます。

週に1回程度のチートデイなら、安心して好きなものを食べて大丈夫ですよ◎ダラダラ食べ続けるのではなく、メリハリが大切です!
② 食べるなら「昼すぎ(15時頃)」に限定する
夜寝る前のリラックスタイムや、夕食前の小腹が空いたタイミングで間食をしている内は、脂肪は燃えません。
「どうしても甘いものが食べたい」
「間食をゼロにするのはストレスだ」
そういう場合は、食べる時間を「昼食の後〜15時頃」に限定してしまいましょう。
人間の体には体内時計があり、「BMAL1(ビーマルワン)」という脂肪を溜め込む働きをするタンパク質が存在します。
BMAL1の特徴
・脂肪を溜め込む働きをするタンパク質
・午後14時〜午後15時頃の分泌量が1日の中で最も少なくなる
つまり…
午後22時にお菓子を食べる→太りやすい
午後15時にお菓子を食べる→太りにくい
「食べるならこの時間帯!」というマイルールを設定してみてください。
③ 物理的・心理的に「食べづらい環境」を作る
最後は、環境と習慣のアプローチです。
口の中をスッキリ清潔に保つ
・食事が終わったらすぐに歯を磨く
・常にミンティアを食べたりガムを噛んだりしておく
「口の中を常にきれいに整えておくこと」は最強の防波堤になります。
物理的な環境作り
・家にお菓子のストックを置かない
・コンビニに寄るルートで帰らない
など、食べるまでのハードルを高くしましょう。
多くの人にとって、食後の間食はただの「癖」になっています。
歯磨きという新しい行動でその癖を上書きできれば、自然と間食の量は減り、痩せやすい体質に変わっていきます。
歯の健康も保ててまさに一石二鳥のテクニックです。

間食という「癖」を治すために、まずは環境から変えてみましょう!
まとめ:美味しいものを罪悪感なく楽しんで、理想の体へ!

間食をしたくなるのは、あなたの意志が弱いからではなく、ある意味仕方のないことです。
これだけ美味しいものが手軽に買える世の中ですし、食品メーカーの企業努力や魅力的な広告によって、普通に生活していれば太るようにデザインされています。
だからこそ、「食べてしまった自分」を責める必要はありません。
大切なのは、その仕組みを理解した上で、自分なりのルールを作ってコントロールすることです。
せっかくの美味しいものは、罪悪感を抱えながらこそこそ食べるのではなく、タイミングを決めて心から楽しむべきです。
「美味しく食べて、かつ理想の体を手に入れる」ために、今回ご紹介した3つの解決法のうち、まずはできそうなものを1つだけでも今日から実践してみてください!